水性塗料のみで2×4材をアンティーク風に見せる簡単塗装術 -オイル・ワックス不要 –
桐生に引越してきて築40年の家となるとさすがに手直しが必要なところが見つかってきました。今は休みの日は釣りをしているので時間がありませんが禁漁期間になったらいろいろとDIYで手直しをしたいと思います。前の職場では木製什器やカウンターなども作成していましたのでそれなりに工具はそろっています。今回お伝えするのは「水性塗料のみで2×4材をアンティーク風に見せる簡単塗装術」です。
塗装はつたない出来の作品でも色がついているだけでぐっと完成度が増します。最近ではホームセンターでもいろいろな塗料が売られていてニス、ステイン、ワトコオイルやワックスなどだいたいは試してみたことがあります。そんな中で感じたのは
・塗料は意外と高価
・数回に分けて塗る必要がある
・乾燥も含めて時間がかかる
の3点です。カウンターを作成したときに建具屋さんから教えてもらった水性塗料で塗るアンティーク風がコストもかからず簡単、早いので私はよく使っています。
用意するものは材料のほかに
・塗料 - ホームセンターの安い水性塗料で十分。塗装に必要な塗料皿やバケツ、そして筆。
・タオル - 使い古しでOK
だけです。手袋や塗料たれてもいいような新聞やマットもあったほうが良いでしょう。
動画で紹介していますが「塗る・拭取る」の2工程のみです。最後に拭き取りを行いますので塗料に水を適度に加えると塗りやすく、拭き取りやすくなります。この方法ですとこのようなメリットがあります。
・早い - 2度塗りがいらない、乾燥が早い
・安い - オイルやワックス不要。安い水性塗料でできる 。2度塗りがいらないので塗料が少なくてすむ
・簡単 - 塗って拭き取るだけ
乾燥後はエイジングするなり、仕上げは好みで行ってください。
こちらは過去に私が作成したスタンディングカウンターです。上の天板は集成材+ステイン+ニスですが正面の木材は1x4材に白を塗って拭き取ったものです。
店舗用に納めたものですが閉店された際に引き取ったものです。当時、白の指定が多く、ワトコオイルのホワイトを使用したのですが思ったよりも白くならず、時間がかかるのでホワイトの水性塗料を薄く塗りました。オイルやワックスはカラーがかなり限定されますのでこの方法であれば選択の幅が広がるかもしれません。
オイルやワックスもそうですが塗って拭き取るとイメージした色にならないとか木目が想像してより違うというのは共通の悩みです。色の選択も実際の色が本来の塗料より薄くなりますので注意が必要です。
ダークブラウン系は簡単にそれっぽい雰囲気がすぐにできますのでぜひお試しください。