シャワー混合栓デッキタイプDIY交換

入居してからの課題であったシャワーをようやく交換しました。

交換前のシャワー

2020年に桐生に引越してもともとついていた浴室シャワーですが

  • 温度調節ができない
  • 水量が弱い
  • 水量を弱くすると振動と音が鳴る
  • デッキタイプ(ピッチ幅102mm)

というシロモノでした。よってシャワーの温度調整は給湯器側のリモコンで行い、使い方はON・OFFのみとなっていました。おそらくサーモスタットが不調をおこしているのが原因なのでしょうけど冬を越してしまうとあまり気にならないのでずっと放置していました。

新しいデッキ形サーモスタット式シャワー(KVK KF3011TR2)

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たまたま中古でKVKのデッキ形サーモスタット式シャワー(KF3011TR2)を入手。シャワーならなんでもいいというわけではなく今までついていたシャワーがデッキ形であったのも交換に手間取った原因のひとつです。(お金に余裕があれば関係ありませんが・・・)実売価格は3万円前後ですが今回はメルカリで約2万円で購入。

ちなみに「サーモスタット式」というのは温度の目盛りをあわせるだけで、自動的にお湯と水のバランスを調節して、設定した湯温を保ち続ける機能のこと。昔ながらのお湯と水の蛇口で適温にするものもありお安いのですが「サーモスタット式」は必須機能でしょう。

混合栓シャワーは大きく2種類あります。ひとつは壁から水とお湯の配管がでていているものに取り付ける壁付型シャワーとユニットバスの内部に水とお湯の配管があってユニットバスに取り付けるデッキ形シャワーです。最近は壁付型シャワーのほうが主流のようです。ホームセンターの水回りコーナーでもほとんどが壁付タイプでデッキタイプは1つ置いてあればいいほうです。ということでまず出物が少なく、値段もデッキタイプのほうが少々割高なように気がします。

そのうえデッキタイプは給水管の取り付け穴と給湯管の取り付け穴の芯々の距離(ピッチ)が85mm、105mm(100mm・102mm)、120mmと複数あり選択するのが面倒。最近のモデルではピッチ幅を変えられる可変タイプもあるようです。風呂についていた混合栓はピッチが102mmですが友人にきくと100mmピッチでも問題はないと教えてくれましたので選択の幅が広がりました。取り付けてみてわかりましたがユニットバスに開けた穴のサイズに入ればいいのね。

デッキ形サーモスタット式シャワーの交換

水道の元栓を閉める

水回りの作業をするときは水道の元栓を閉めます。普段触ることのないものなのでどこにあるかわからないことも多いと思います。突発的な故障などもありますので場所は特定しておきましょう。一時期は水道管13mmは古い、最低でも25mmは必要と思っていましたが平屋の2人暮らしなら13mmで十分です。

元栓を閉めた後、風呂場に戻ってシャワーを開けて残っている水を出しておきます。こうすることで給水・給湯配管を外した際に噴き出す水が少なくなります。

古いシャワーデッキを外す

シャワーデッキを外す前に邪魔なものを撤去。目につかないところの汚れが目立ちますが交換後に清掃します。

シャワー水栓下部を覆っているスカートのビスを緩めて外します。すると中に配管が見えてきます。こちらの風呂場は前のオーナーがユニットバスにリフォームしたと聞いていましたので前の風呂場のタイルも見えます。リフォーム時期は1995年でしょうか。とすれば約20年タっているわけですね。シャワーが壊れていても不思議はありません。配管も曲がるフレキなのでデッキと配管のところだけ外せばよさそうです。

配管とシャワーを外す前にシャワーホースも外しておきます。

配管とシャワーをつなぐナットを外します。外した後にユニットバスとシャワーを固定しているナットを緩めます。

とにかく大変なのは作業スペースが狭いこと。写真にはありませんが下から覗き込まないと見えないため風呂場に寝そべって作業しています。作業スペースが限られてくるので通常の工具では作業できません。そこで必要になってくるのが「水栓取付用スパナ」です。

SANEI 水栓用工具 ナット締付工具 六角対辺23・24mm用 R354

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私はホームセンターで購入しましたが1500-2000円ぐらいのものです。1回使用したら次はいつ使うのかわからないものなので購入に迷いましたがコレがないと取付できないならしかたがない。

ペンチ・レンチでもできるかもしれませんが締め付けが弱かったり、作業時間が大きく変わる工具です。一家に2台はいりませんがひとつはあってもいいでしょう。

ナットを緩めれば簡単に外れます。外した場所は新しいのを取り付ける前にいったん拭き掃除して汚れをとります。

新しいシャワーデッキの取付

取り付ける前に付属しているパッキンや座金を順番通りに並べておくとあとで楽になります。

シャワーデッキ側に装着。

ユニットバスに差し込む。前についていたシャワーのピッチが102mmで新しいのが100mmなので少々心配しましが問題ありませんでした。

下側に取り付けるパッキン・座金・ナット。

締め付ける前はクッションシートで少々デッキが浮いています。ナットで締め付けるとスキマがなくなるので問題はありません。

取付完了。ここまできたらあとはシャワーデッキと配管をつないで終了です。

付属しているシャワーも接続。ここでスカートを閉める前に水道の元栓を開いてチェックします。

水漏れのチェックをしたら作業途中で少し緩めた部分から水漏れしていました。(右の部分)ここは結局緩める必要がなかったので締め忘れていましたので増し締め。水漏れはドバーっとでるわけではなくジワジワと湿ってくるパターンなのでしばらく見たり、ティッシュなど水を吸い込むもので確認するのがいいと思います。

スカートを元に戻して終了。せっかくなので年末大掃除並みにこのまま風呂場を洗いました。シャワー交換だけならコスパのいい改善ですね。

シャワー混合栓交換の感想

専用工具が必要だったのは想定外でしたが思ってよりも簡単でした。中古でいい出物があったのも幸いしました。昨年は内窓を設置(その時の記事はこちら)して今年はシャワー交換と少しずつアップデートしていますが水回りの改善は効果が抜群ですね。

「給湯器の温度を40度以下にすると壊れる」というのがまことしやかにささやかれていますがあくまでも噂レベルのようですね。この噂のせいで交換を急いだのですがあまり関係なかったようです。

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