ホームインスペクション(住宅診断)受けてみた

ホームインスペクション(住宅診断)とは?

調査報告書

地方にもホームインスペクションを請け負う業者はあるようですが初めてということもあって少々価格は貼りましたが「さくら事務所」にお願いしました。そもそもホームインスペクション(住宅診断)とは同事務所のサイトによると

ホームインスペクション(住宅診断)とは、住宅に精通したホームインスペクター(住宅診断士)が、第三者的な立場からまた専門家の見地から、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見きわめ、アドバイスを行う専門業務です。米国では、州によって異なりますが、取引全体の70~90%の割合でホームインスペクションが行われ、すでに常識となっています。日本でも2018年4月から、中古住宅取引の際にホームインスペクション(住宅診断)の説明が義務化されました。

さくら事務所ホームインスペクションサイトより抜粋


簡単にいえば中立的な立場で住宅の欠陥や劣化を指摘してくれると思ってください。今まで注文住宅、建売新築物件は購入したことがあるのですが借りている家は築年数約50年にもなるので当然なんらかの劣化・要修繕箇所はあるのと工法など現在とはかなり違うと予測してプロの方にみてもらうことにしたのです。

ホームインスペクション私見

結論から言えば頼んで良かったです。当日朝10時ぐらいからお昼抜きでびっちり夕方5時半ぐらいまで一緒に見させていただきました。お邪魔でしょうけどほぼすべてにわたって説明してもらい、疑問におもったことも質問できたと思います。さすがに床下は狭いのでさくら事務所のスタッフの方のみでしたけど。最大の利点はどういう基準で物件を見ればいいのかということが理解できたからです。もともと建築・住宅に興味があったのでレクチャーしてもらいましたが診断の結果だけを知りたいという方には調査報告書だけをみても難解かもしれないですね。

今後の中古物件を見る際の見方が変わるかもしれません。素人ですと風呂・キッチン・トイレなどの設備に目が奪われがちですがコンクリ基礎にひび割れがないか、あった場合の幅はどのぐらいか、床や柱の傾きなど構造的な部分も見てくれます。ただ普通の内見でそこまで時間はかけられないとは思います。

桐生市での中古物件購入に際してホームインスペクションは必要か

地方の中古一戸建て

前回の記事でも書きましたが桐生市の梅田町・菱町・川内町などの郊外物件価格は200-300万円ぐらいだとするとホームインスペクション(住宅診断)にかかる費用は数万円~十数万円は高すぎるでしょう。よって(格安の)田舎物件のホームインスペクションをお願いするのは難しいと思います。価格が2000-3000万ぐらいの家であれば相対的にホームインスペクションの価格割合は低くなりますので保険という意味で有益ですが物件価格が安すぎると保険料の高い任意保険に入るようなもので価格に見合わなくってしまいます。

ちなみに今回の費用は14,8000円でした。内訳は下記の通り
 
 ホームインスペクション基本コース:60,000円(税込:66,000円)
 写真付き詳細報告書オプション  :10,000円(税込:11,000円)
 屋根裏詳細調査オプション    :20,000円(税込:22,000円)
 床下詳細調査オプション     :30,000円(税込:33,000円)
 交通費:9,300円(往復) 
 出張費:5,000円(税込:5,500円)
 ※交通費、出張費は東京から群馬まで来てもらうための別途費用

費用は高いものでしたがこの賃貸物件を購入した場合、指摘された部分は引き続き修繕・補修の対象になりますし、他の物件探しをした場合、同じような築年数のものでしょうから住宅の見方を教わったと思えば安いのかもしれません。もちろんプロが見るものと素人が見るものでは違うわけですから過信は禁物です。

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