草木湖(草木ダム)釣行記 2021-6・7月
梅田湖(桐生川ダム)も4月から続いたニジマス祭りも6月になるとほぼ終了し、マス狙いの釣り人はほとんどいなくなりました。入れ替わるようにバス釣りが目立つように。昨年は渓流釣りメインで釣りをしていましたが今年は腰や肩を痛めたせいとニジマス放流が重なったので梅田湖通いになっております。しかしながら釣れなくなると違う場所を探したくなるもので草木湖へ行ってみることにしました。
目次
草木湖(草木ダム)とは
群馬県みどり市東町の渡良瀬川上流に位置する草木ダム、そのダム湖を草木湖と呼称しています。昔は強戸ダム(ごうどだむ)といっていたそうです。総貯水量は60,500,000 m³で梅田湖(桐生川ダム)12,200,000m³の約5倍。両者を比較すると段違いの大きさです。ダムの詳細については独立行政法人水資源機構の草木管理所サイト(こちら) やWikipedia(こちら)をご覧になってもらい、ここでは釣りメインで書いていきます。単純に考えれば大きい分釣れるのではないかという期待もありますがネットで検索しても草木湖での釣りや漁協での放流もあまりでてきません。
草木湖の管轄漁協
草木湖は群馬漁協協同組合と両毛漁協組合が管理する重複エリア。私は桐生市在住なので両毛漁業の年券を購入していますのでこの雑魚券で草木湖は釣りにいけます。年券の場合は普段どこで釣りをするかで購入する漁協を選べばいいと思います。1日券だと群馬漁協も両毛漁協も1500円(現場売3000円)。事前に購入したほうがお得です。 2回ほど草木湖で釣りをしましたが1回目に漁協の方がきて鑑札を調べられました。 それにしてもこういう重複エリアでの役割分担はどうなっているのでしょかね?
追記:2023年9月より群馬漁協と両毛漁協の重複エリアがなくなり、この地域一帯は両毛漁協の単独管轄となりました。
草木湖の対象魚
漁協の人にも聞きましたがサクラマス、コイ、ヘラブナ、ワカサギなどが主とのこと。放流は成魚なのか稚魚なのかは教えてもらえませんでしたがだいたい予想した通りでした。上流にある黒坂石川、小中川などではイワナやヤマメの放流もしているのでこちらも対象になるかもしれません。この手のダム湖だとブラックバスがいるのが通例ですが草木湖にはあまりいないようです。
ボートの貸出
草木湖にはボートの貸出はありません。昔はあったようでボート乗場の看板はでてきます。今はカヌーツアーなどは開催されているようですが釣り目的のボートはありません。ダム湖は切り立っている場所が多いのでボートが使えないとポイントがかなり限定されると思われます。
草木湖のポイント(おかっぱり)
草木湖のポイントですが実質降りられる場所が限定されると思います。クルマが置けて湖面に歩いてたどり着ける場所としては(上流から)
- 東宮公園ボート乗り場(とうみやこうえん)
- 草木公園ボート乗り場
- 国民宿舎サンレイク草木下
- 国民宿舎北側園地
あたりが確認できます。時間がなかったのですが富弘美術館下もいけるような雰囲気がありました。
東宮公園ボート乗り場(とうみやこうえん)
上流の沢入発電所近くにあるボート乗り場。行ってみると公園は少々荒れており駐車場わきからボートが下せるような設計になっていたようですが閉鎖されており草がお生い茂っていました。ということで湖面にでるには少々難儀かもしれません。
湖面にたどり着いても釣りができる場所はそう多くはありませんでした。現在の減水時のせいか岸から湖面まで1-2mほど高くなっていていくつか下に降りることができました。釣り人はいませんでしたが数少ない場所に人の足跡はあったので釣りをしている人はいるようです。
マス狙いのルアー(スプーン)とミミズのエサ釣りをしてみましたが反応はありません。ウグイは釣れましたけど。その他、40-50センチクラスのコイがあちらこちらで泳いでいます。梅田湖もそうですが表層を泳ぐコイは釣れません。
草木公園ボート乗り場
草木湖の真ん中を横切る赤い橋、草木橋のそばにある草木公園ボート乗り場。こちらに来るのは実は2度目。初めて行ったときはカヌーツアーをしていました。東宮公園とは異なりまだ現役で使われていました。
橋桁周りは釣りポイントの定番。ですがここでもルアーでウグイが。
ここは水が少なくなると旧道があらわれます。ちょうど浅瀬(水深30-50cmぐらい?)があらわれまたまたコイが泳いでいます。草木湖では梅田湖と違い練り餌が使えるので今度試してみようと思います。
国民宿舎サンレイク草木下
国民宿舎下園地が正しい名称でした。国民宿舎の駐車場から坂道をくだると湖面に出られます。
ここは国民宿舎サンレイク草木に一番近いので日帰り入浴がてらに寄るのもありかな。
国民宿舎北側園地
ここも時間の都合で竿はだせませんでした。国民宿舎下と同じように小さな沢が流れています。魚影はみえませんでしたね。
草木湖釣行の感想
釣りをする季節やダムの貯水状況にもよるので1-2回程度で判断するのは難しいのですが梅田湖のほうが「釣り」というレジャーをしやすい環境なんだと実感します。梅田湖は放流する時期をもっと増やしてくれなどと意見もあるようですがそれでも適度な広さと期間集中の放流。そして貸しボートの常設など釣りをしやすい環境はととのっています。誰かが梅田湖は濃密放流という言葉で表現していたのを見たことがあります。草木湖についてはもう少し調べてみようと思いますがあまり魚影を感じません。もっと近ければだめもとで通うこともできますけど。実はカヌーや釣りなどの利用は2002年からの一般開放からのようでいろいろなものがまだ浸透していないのかもしれません。
沢入駅とわたらせ渓谷鉄道(おまけ)
沢入(そうり)駅周辺でも川に降りられると聞いていたので行ってみました。沢入駅から川に向かって遊歩道があって河原に降りられました。この日は家族連れが水遊びをしていましたので釣りではなく親水公園のような扱いですね。
バンガロー風の沢入駅。この先の上流、黒坂石川にバンガローがあります。昭和世代が想像するキャンプのイメージですね。いつからキャンプはおしゃれなレジャーになったのでしょうか?