高齢者向け紙芝居「愛染かつら」

いつものように桐生市立図書館でいろいろと検索していると「高齢者向け紙芝居 愛染かつら」がHIT。高齢者向け紙芝居というワードにもひかれてついでながら借りてみました。ということで今回は桐生とは全く関係ありません。

愛染かつら(あいぜんかつら)とは?

Wikipediaより

長野県上田市別所温泉の北向観音境内あるカツラの木という意味と川口松太郎の小説「愛染かつら」のふたつ意味があります。この小説が映画(1938年・昭和13年公開)になり大ヒットしたためこの木も「愛染カツラ」といわれたそうな。映画と同じく主題歌の「旅の夜風」も同じく大ヒットしたそうです。

歌は聞いたことはあれども映画はなかなか見る機会がなくストーリーも知りませんでした。紙芝居も昭和40年代後半生まれの私にとっては実際に見た記憶がないので逆に新鮮に感じます。

紙芝居の構成

全部で16枚。1時間半もの映画をたった16枚で描写するとはかなり大胆な構成。昔のゆるやかな時間がながれる映画だと少しばかりつらい時もありますがこれならあっという間にストーリーがわかります。この紙芝居のターゲットは昔を懐かしんでみることを想定していると思いますので内容は知っていることが前提とは思います。私のような借り方は例外でしょう。そういわれると上原謙と田中絹代にみえないこともない。むろん脳内変換が必要ですが。

裏面にはセリフと演出のポイントなるものがあり、演者をフォローしてくれます。また表面にどの絵がみえているかもサムネのようにありますので安心。「残りを一気に抜く」といった動作も忘れずに。

雲母書房(きららしょぼう)

奥付をみると発行は雲母書房(きららしょぼう)とあり、高齢者向け紙芝居をかなり出版されていたようですが残念ながら2019年に倒産されてしまったようです。介護向けの書籍などを数多く出版されていたようですね。

雲母書房 高齢者向け紙芝居シリーズ

水あめや駄菓子を添えて読んでもらうのもありでしょうか?

「愛染かつら」高齢者向け紙芝居昭和ロマンス
出版社 雲母書房
原作 川口松太郎
脚本・絵 サワジロウ
監修 梅田佳声
ISBN 9784876723294

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