DIY 燻製器 自作
スモークサーモンを腹いっぱい食べたい
スモークサーモンを腹いっぱい食べたいと思ったことはあるでしょうか?私はあります。ホテルの朝食ビュッフェでサーモンがあると最高です。しかしスーパーなんかで売っているヤツだと数枚入って500円とか王子サーモンだと1万円とかなり高額になってしまいます。
もちろん王子サーモンはおいしいけどね。
おととし軽井沢にいたときはテラスがあったので業務用スーパーでサーモン刺身用のさくを買ってきてバーベキューグリルに段ボールをかぶせてつくったことがあります。初めてでしたがまぁそれなりにスモークサーモンっぽいものができました。去年60センチオーバーのニジマスを釣った時もバーベキューグリルでスモークサーモン(スモークトラウト?)をつくり楽しんでいましたが不満もあった。それは
- バーベキューグリルがでかすぎる
- 網の上にのせることしかできない(つまり魚や肉を吊るしてスモークができない)
- ウッドチップがどうなっているかみえない
- もっと簡単に出し入れしたい
というものでこれらを解消すべく自作してみることにしました。市販しているものもありますがだいたいは高額なものかあるいは簡易タイプの小さいものしかないので最初から除外。
燻製器自作のコンセプト
設計というほどのものではありませんが簡単なコンセプトは以下のような感じ
- 出し入れが簡単なサイズ
サーモンの柵をのせることも考えると縦横で25x35cmぐらい - 肉や魚をつるすことができる
40-50cmぐらいの高さが欲しい - 網でもスモークおよび交換できる網があること
- スモークチップの確認および取り出しが簡単にできること
- 以上4点を兼ね備えたものが市販品より安いこと
なんでもかんでも自作・DIYが良いとは思っておらず既製品で希望にかなうものがあれば即購入派です。
1000円前後であれば上記のような段ボール製ものが候補にでてきます。ホームセンターでも場合によっては1000円以下で売っているものもありました。縦横が23x23cmでしたのでもうすこし大きければ購入したかもしれません。スチール製のものも2000円台からあり、(これもサイズで見送りましたが)コンロで使用できるなど用途にあえば比較的やすくできるようです。予算的には1000-2000円ぐらいかなというイメージですすめていきました。
燻製器自作の材料
ホームセンターで必要とおぼしき材料を買ってきました。
- BBQ用金網(30x450cm) ー 382円
- スキット ワイヤー積み重ねバスケット〈L〉ー 987円
- 段ボール x 2個 サイズ26x39x24cm ー 家にあったのでタダ
- 突っ張り棒(写真なし)ー 昔100均で買ったものなので今回タダ
合計 1369円。
グリル部分の作成
スキット ワイヤー積み重ねバスケットに金網をのせてこの上でもスモークできるように工夫。サイズが違うので金網のほうをバスケットにあわせてカット。ニッパーでチマチマと切断。外側の太い部分のみカナのこを使用。2辺は金網の針金が飛び出てしまいますがのせてしまえば危険ではありません。これなら網の交換も容易です。
段ボールの組立
金網をのせたバスケットに段ボールをのせます。これが下の部分です。のせるには下を開けたままにするので段ボールは上下の蓋は閉めません。
バスケットに対して段ボールが少々小さいのですが少々無理をしてはめ込みます。下の蓋は隙間ができるのでテープで煙が漏れないようにします。またスモークチップをとりだせるように開口部を開けます。
今回は魚を吊るすので段ボールを2連結します。段ボールは同じサイズなので写真のように上の段ボールを下の内部になるようはめ込めばずり落ちることはありません。
魚を吊るすための突っ張り棒を段ボール側に穴を開けて通します。(強度的に段ボールだと突っ張りはできないでしょう)
段ボール上部は屋根型にしました。そうすると真ん中があいてしまうので適当なサイズの段ボールを山型にして塞ぎます。
左右のフラップを屋根型の形に折り曲げます。軽くカッターで線をいれるとおりやすくなります。上は燻製するものを出し入れするのでクリップで止めました。
自作燻製器の完成
不細工ではありますが縦長の燻製器(スモーカー)の完成です。段ボールだけの組立なら所要時間は30分もかからないでしょう。いきなり大きい市販品を買って無用の長物になるのはもったいなのでまずは自作燻製器で試します。
対象は梅田湖で釣れた30cmのニジマス。普通の形ではなく少々お太り気味。ブタマスと呼ぶ人もいるようです。調理は次回に持ち越しです。