桐生市教育員会「桐生の地誌」

桐生の地誌

桐生市教育委員会 発行
桐生地質の会 編集
2012年3月30日 印刷・発行

図書館から借りてきた桐生市とその周辺に関する本を紹介していこうと思います。当面渓流釣りもできませんので。

「桐生の地誌」は

  1. 桐生市の地形と第4世紀
  2. 桐生市の中・古生代の地質
  3. 桐生市およびその付近の第三紀層
  4. 太古の動物たち
  5. 桐生市の鉱業・鉱物
  6. 桐生市の災害
  7. 桐生市の湧水と滝

から構成されています。私が気になったのは7.桐生市の湧水と滝でした。どこかで読んだことがあると思っていたら桐生の滝を紹介しているサイトにほぼ同じなので同じ作者と思われます。書籍のほうは黒保根地区も載っていましたので少々ボリュームはあります。渓流釣りをしていると滝がでてくるのですが判別できないので写真を見ながらたぶんあれがそうだろうと推測しています。湧水もサイトで検索ででてくる「石鴨の水」「大洲の水」「皆沢の水」「閉籠里(とずろうり)の水」かと思っていましたが相生町の「お滝様の泉」や「大清水(同じく相生町)」だったりと今では枯れてしまったものも掲載されていました。

その他にもコラムで桐生市内の温泉が紹介されています。

・忍山鉱泉
・観音鉱泉
・神明鉱泉
・平井鉱泉
・広沢鉱泉
・鶴ケ谷温泉
※いずれも廃止(廃湯)

上記以外にも梅田町に梅原鉱泉、下湯沢鉱泉、湯山鉱泉、梅田鉱泉、光明寺鉱泉、赤柴鉱泉、宮の湯、一本木鉱泉の名称がみえますが詳細まではわかりません。忍山温泉以外にも桐生には温泉・鉱泉が意外と存在していたことに驚きました。

地質のほうは専門用語も多いのでパラパラとめくるだけにしました。私の住んでいる桐生市梅田町には5-6万年前は「古梅田湖」なるものが存在していて観音橋から桐生川ダム下流の軍場(いくさば)あたりまでだそうです。梅田橋下流の栗生(くりう)や梅田中学は湖の中となってます。

また桐生市は鉱山(ほぼマンガン鉱山)があったようでその大半は桐生川左岸の菱町に集中しています。廃坑マニアであれば行っていたかもしれません。

「桐生市の災害」の章で興味深いと思ったのは関東大震災。実際の被害の話しではなく情報伝達が今ほど発達していないため東の赤い空(東京の火事)が「太田が火事」だったり「熊谷」だったりといろんな情報が交錯。東京の火事が伝わると八木節大会が中止になったなどのローカルネタも。

自警団ができる話しや7-8人いた朝鮮人が地震直後にいなくなってとうとう帰ってこなかったなどいわゆる「関東大震災における朝鮮人虐殺」の素地が東京のみならず桐生でもあったという証言は貴重だと思います。

いろいろと桐生を散策する際のヒントになる資料と思います。地図はかなりアバウトなので足を運んで確認する必要はあるかと。とりあえずはコラムに記載されているポットホール(甌穴)が忍山川にあるようなので探してみようかな。

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