電気会社 乗り換え 楽天でんきからミツウロコでんきへ
自宅では楽天でんきをつかってきましたがミツウロコでんきに切り替えることにしました。
楽天でんきから別会社への切替の理由
もともと楽天でんきを使うきっかけは楽天のSPU(スーパーポイントアップ)で0.5倍を獲得する点とたまった楽天ポイントでお支払いができるという点から申し込みをしました。買い物はあまりするほうではないので楽天モバイルに切り替えた際にもらったポイントをでんきの支払いにあてるなどいわゆる「楽天経済圏」でのメリットを享受してきました。
楽天でんきSPU0.5倍は昨年(2021年)の5月で終了してしまいましたが楽天ポイントで支払いができるメリットは感じていましたのでそのまま利用してきました。が、先日、楽天でんきからお知らせが届きます。
「【重要】「楽天でんき」料金改定のお知らせ(燃料費調整から市場価格調整への変更)」
平素より、「楽天でんき」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
楽天エナジー株式会社(以下「楽天エナジー」)は、この度、「楽天でんき」の燃料費調整単価を、燃料価格に連動した単価から、日本卸電力取引所(以下「JEPX」)の電力取引価格に連動した単価(以下「市場価格調整単価」)に、2022年11月1日(火)より変更いたしますので、お知らせいたします。ロシアによるウクライナ侵攻等の影響および為替市場における円安の進行を受け、現在も燃料価格およびJEPXの電力取引価格が高騰しており、この電力仕入れ価格の傾向は今後も続くと見込まれています。このような状況において、楽天エナジーは、2022年6月に楽天でんきの料金改定を実施したうえで、独自の電力調達により仕入れ価格を抑えることで現電気料金の維持を試みましたが、全国的な電力不足と継続的な電力取引価格の高騰により、現電気料金の維持が極めて困難な状況に至りました。
本改定により、電力取引価格が高い時期にはご請求金額が高くなる一方、電力取引価格の安い時期にはご請求金額が安くなります。なお、基本料金0円、「楽天ポイント」のポイント還元率の変更はございません。
楽天でんきからのメール抜粋
ぱっと見だとよくわかりませんが「燃料費調整単価」を「市場価格調整単価」に切り替えますよというお知らせです。これは今まで改定されてきた単なるでんき料金の値上げではなく料金体系を変更しますよという結構重要な内容です。
電気料金は使った分だけ請求されます。当たり前じゃないかと思うのですが実は下記のような仕組みになっています。燃料費の変動に対応するため従量料金とは別に請求する仕組みになっているわけです。今回はその部分を改定しますよという内容なのです。「燃料費調整単価」は上限が決まっているのですが燃料費高騰をまかなえないため上限を撤廃する「市場価格調整単価」にするよ、という仕組みになります。
楽天でんき 市場調整額での価格シミュレーション
我が家では通常400kWhぐらいの電気を使っていますが冬場は約2倍の900kWhになることもあります。直近の8月で454kWhです。この料金を比較してみます。まず従来の価格は下記のとおり。
・基本料金 ー 楽天でんきは0円
・従量料金 ー 29.45円 x 454kWH = 13,370円
・燃料費調整額 ー 5.10円 x 454kWH = 2,315円
・再エネ発電促進賦課金 ー 3.45円x 454kWH = 1,566円
合計 17,251円(税込)
次に市場価格調整額になった場合、(市場調整額は楽天でんきサイトから)
・基本料金 ー 楽天でんきは0円
・従量料金 ー 29.45円 x 454kWH = 13,370円
・市場調整額 ー 18.98円 x 454kWH = 8,616円
・再エネ発電促進賦課金 ー 3.45円x 454kWH = 1,566円
合計 23,552円(税込)
となり差額は6,301円です。燃料費調整額と市場調整額の差が約13円ありますのでもし冬場の900kWhだとなんと差額は11,700円にもなってしまいます。さすがにこの差額はポイントとかサービスでどうこうできるレベルじゃないと判断しました。
エネチェンジで他社を検討
新電力会社はいろいろとあって検討するのが大変なので比較サイトを利用するのがベター。私はエネチェンジで比較検討しました。比較するにあたり契約アンペアと使用電力がわかると詳細に検討できます。その中で私は「ミツウロコでんき」にしました。
今回は電気料金を安くするというよりは高くならないようにするのが目的なのでうちの場合は400kWhで最大900kWhとかなり電力を使用することを考えると重量単価が安いほうがお得かなという判断です。また燃料費調整額も維持していますしね。
電気料金はこれからも上がる可能性が高いので要注意です。それにしてもネットから電力会社が簡単に変更できるのは助かります。切替はうちは約1カ月かかりましたので値上対策なら早めにしたほうがいいですよ。
つぎつぎと「燃料費調整単価」を「市場価格調整単価」に切り替えますということになっているそうなので切替をしても一時しのぎかもしれませんね。