桐生市電子地域通貨「桐ペイ」がはじまります

桐生市電子地域通貨「桐ペイ」

※「桐生市電子地域通貨カード「桐ペイ」5000円カード配布」の記事はこちら

2022年11月1日より桐生市電子地域通貨「桐ペイ」がスタートします。私はどちらかといえば地域通貨についてはあまり賛成ではありません。その理由は3つほどあります。

  1. 利便性のある通貨に制限をかけることの矛盾
  2. 地域活性化につながるのかどうか疑問
  3. 従来の地域通貨が不便だったという経験

1.と2.については一個人がどうのこうのする問題ではないので割愛しますが要するに「利便性が悪い」ということにつきます。にもかかわらずなぜ桐ペイをはじめたのかの経緯を述べていきます。

従来の地域通貨のイメージ

佐野プレミアム付商品券

前に住んでいた栃木県佐野市で「佐野プレミアム付商品券」が発行されていました。当時は1万円購入すると1万2千円分の商品券がもらえるというものだったと思います。(現在はプレミア率が30%あがって1万3千円分となっています)

佐野市公式サイトより 佐野プレミアム付商品券2022のお知らせ

当時でも発売と同時に売り切れになるなど地域ではそれなりの話題になっていました。しかし販売場所が郵便局などに限定、販売開始日が平日だったり商品券という紙であることが普通のサラリーマンには少々面倒に感じました。当時はコロナ前でしたので今のようなキャッシュレスはまだマイナーな決済方法だったので紙による商品券になったものと思われます。

お得なのはわかるけどちょっと面倒だよねーといった感じです。

地域通貨プラットフォームサービス chiica(チーカ)

chiica サイト

地域通貨をはじめてつかったのは群馬愛嬌キャンペーン(県民割)で沼田市老神温泉に泊まったときでした。通常の割引に加えて、地域クーポンがもらえたのですが沼田市はすでに地域通貨のデジタル化がされていて「tengoo」で配布される仕組みでした。

沼田市地域通貨[tengoo」

当時はもらったクーポン(ポイント)の使用期限がチェックアウトの日までなので文句をいったこともありましたが強制的に地域にお金を還元させるという目的には合致していると思います。有効期間1年とかにしちゃうとどうせ使わずに期限切れになっちゃうでしょうし。

便利になったなーと思いつつも頻繁に沼田市に行ったり、買い物をするわけではなく、その後の使い道がないので残高0になった時点でアプリを削除してすっかり忘れていました。

桐生市電子地域通貨「桐ペイ」

桐ペイにチャージするとポイント上乗せ

忘れたころに桐生市電子地域通貨「桐ペイ」の案内を発見。すでに使ったことのあるchiicaアプリだったので早速再インストール。

一度登録したアプリを削除したせいか再インストール後にログインしようとすると「重複登録です」とエラーがでました。結局こちらでは解決できないので運営側に問い合わせしてログインできるようにしてもらったといういきさつがありましたが無事に使えるようになりました。

2万円チャージで2万6千円のポイントがもらえるというので調べるとチャージできる場所は市役所・支所のほかにセブン銀行ATMからできるとのことです。沼田市の[tengoo」ではクレジットカード決済できるのでこれはぜひ決済方法に入れてほしいところです。chiicaプラットフォームはすでにクレジットカードの決済手段を選べると思うのでそうであればシステム的に難しくはないと思われます。

プレミア率はお隣の太田市が50%と大盤振る舞いしているので比較されてしまいますが30%でも十分だと感じます。

高齢者の多い桐生市の場合、「スマホを使えない高齢者はどうするんだ」というありがちなクレームが多そうなので大変かもしれません。日本特有の現象なのか「できない人」に基準をあわせてしまうやり方は別の意味で公平性に欠ける気はしまうんですけどね。せっかくシステム化で効率化できれば還元率をあげるなどいい方向に持っていけるのではないでしょうか?

桐生市公式サイト 桐生市電子地域通貨「桐ペイ」

加盟店も以外と多くていつも使っているスーパー・ホームセンター・コンビニはとりあえずOKなのでとりあえずは生活費にあてることになりそうです。

桐ペイ加盟店一覧(令和5年1月25日時点:桐生市サイトより)

地域通貨の使い分け

地域通貨による地域の活性化という大きな意義はイチ消費者にとってはあまり重要ではなく利便性と還元率によって普及がきまることでしょう。私の場合、この点はクリアしていますのでいつもいくスーパーやホームセンター、コンビニ、商店で支払いを桐ペイに限定して使っていこうと思います。

考えてみればPaypayやクレジットカードも還元率で使い手段を決めていますのであくまでも決済方法のひとつという認識でいいのではないでしょうか?

それと地域通貨は自分の住んでいる市町村に限定する必要もありません。たとえば桐生市のみならず隣の太田市の「プレミアム付き太田市デジタル金券【OTACO(オタコ)】」を購入して使ってもいいわけです。(※残念ながら現時点でプレミアム付き太田市デジタル金券【OTACO(オタコ)】の販売申し込は終了)

両毛の地域ではじまれば制覇してみようかな?

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