桐生川源流部根本沢 釣行記 2020-9-6
3ヶ月ぶりの根本沢で渓流釣り

昨日の忍山川上流にある残馬峡探訪問(前の記事はこちら)で疲れたせいか帰ってしばらくしたらいつの間にか寝てしまいました。気がついたら朝の5時。微妙に疲れてはいたのですがそういうときこそ体を使ったほうがむしろ疲れないと思い、早起きしたので桐生川源流に行ってみました。ここはだいたい誰かが釣りをしに来ていますのでこういう早い時間でないと無駄足になってしまいます。前回の根本沢での釣りからちょうど3ヶ月でした。(そのときの記事はこちら)
桐生川をふくめて両毛漁業協同組合の管轄エリアはイワナ・ヤマメ・サクラマスは9月21日から来年(2021年)2月末まで禁漁となるので本年度の締めくくりにはいいタイミングです。
なんだかんだで6時に不死熊橋登山口に到着。すでに車が1台あって何かを準備をされていました。お声をかけると釣りだというので左(根本沢)と右(十二沢)のどちらに行くかを聞くと「右」というので私は「左」にいくことになりました。盆前に右の十二沢はいってましたのでちょうどよかったです。釣りに行く前に出会えたおかげで同じ沢にはいることもなくラッキーでした。ただ左の根本沢は右の十二沢と違い林道沿いではないのでちょっとした登山コースですけど。
不死熊橋となりにある上級者コースもいってみたいのですが昨日の疲れもありますので右へ林道沿いにすすみ、前回同様に大きく迂回して沢へおります。
沢に降りるまでの行程は前回の記事で書いたので省略しますがここまで30分ぐらいの歩きだと思います。

釣りの準備をしながらクールダウンします。朝とはいえそれなり歩くと汗だくになります。もってきた紅茶Newby、いつものイングリッシュブレックファーストで一息しようとしたらヒキガエルがいました。最近は釣りにいくたびに必ず出会う友達です。

今年は「近所の川をずっと釣ってみる」というのを釣りのポリシーのひとつにしています。みどり市や赤城、根利の方面にも浮気しそうになりますが地元の川を季節、天候、場所を変えながらじっくりとみてみようと思っています。最近は桐生川の支流ばかり探っていたので久しぶりに桐生川源流にくると違いを感じます。以前きたときには何も感じませんでしたが支流と違って水量が多く川幅も広くみえます。昨日夕方に雨が降ったせいもあるのでしょうがあらためて桐生川が大きさを実感しました。そんなわけで支流で使っていた仕掛けに急遽おもりを追加装備。
釣果 -午前7-12時ぐらいまでー
3時間で5匹。大きさは20cmもない小物ばかりです。ブドウ虫よりミミズのほうが食いがいいような気がしました。そういうときに限ってミミズがなくなりそうなんです。

先週ぐらいまでは厳しい釣りが多かったのですが今日は平瀬からにも魚影が見えたりしますので土用がくれは終わり、産卵に向けて活性化しているのかもしれません。
根本山登山道はこの「〇丁」という石がところどころに置いてあります。信仰の対象だった根本山詣の際の目印として置いてあるそうです。数字がすくないほうが根本山神社に近い丁石となり、二丁、五丁、六丁、九丁、十丁、十三丁、十四丁、二十丁が根本沢コースでみられます。番号がとんでいるのは行方不明なのかもしれません。この十三丁の地点で10時半。

午前後半でさらに5匹のイワナを釣り、前回の釣果まで達してしまいました。段々と20cmクラスが多くなってきたような気がします。(※メジャーが金属製のため接地できず写真だと実際よりも小さくみえてしまいました。24cmあります。)
桐生川源流根本沢にてランチ&ティータイム
桐生川支流高沢川でソロキャンプをして以来、渓流釣りにイワタニCB(カセットバーナー)を持参して紅茶を淹れています。夏になると水筒1個では不足。さいわいきれいな水の桐生川なので水に困ることはありませんのでお湯を沸かします。本日は英国高級紅茶Newby(ニュービー)からアッパーアッサムをチョイス。荷物は少々かさばりますがアウトドアでの紅茶はいいですよ。今日は朝から雨がパラパラ降ったりしていましたので登山する人にも出会うことなくゆっくりした時間が過ごせています。
12時ぐらいからお弁当とティータイムで30分ぐらい休憩して午後の部へ進みます。
釣果 -午後の部ー
午後の部がスタート、というよりランチ&ティータイム中に置き竿にしていたらかかっていました(11匹目)。置き竿で釣れたのは初めてです。
小一時間ぐらい反応がなかったのですがそんなに大きくはないポイントで尺にわずか届かない29cmのイワナが釣れました。本年度の大物賞を更新です。毎週のように桐生川周辺で釣りをしてかれこれ40-50回くらいですがコのサイズは初めてです。このクラスになるとかかった時の重みが違いますね。さいわい軽く針を飲まれていたのでバラすことなく取込み。あらためて眺めるとさすがにここまで大きくなるまでにいろいろあったのでしょう。少々満身創痍のいでたちです。名残惜しいのですが記念写真を撮った後にリリース。
尺イワナ(にちょっと欠ける)とお別れして大割沢から六丁目まですすむ。その間に「川講中」なる石柱がありました。台座は写真の上のような気もします。ところで川講中って何でしょう?帰ってからネットで調べてもでてこないので気になりますね。
結果として17匹まで釣りました。先ほどの大物がつれたせいで16匹目の24cmは良型にもかかわらず小さく感じてしまいます。
5丁石 5丁さきの滝
前回納竿した5丁の少し先の滝まできました。すでに15時をまわりはじめています。この滝が魚止めらしく先に行って釣れるかどうかをためしてみたいのですが戻る時間を考えるとここで納竿としました。半日歩き、少々疲労を感じていますので残念ながら見送り。この左側を巻くルートが少々急なんです。
根本沢ルートその1 根本沢ルートその2
帰りも登山道で1時間半ぐらいはかかります。登山道といえども斜面に毛が生えたような道で場所によってはロープが張られていたりと林道とは違いますので時間的に余裕もみました。これがあとで大正解。
根本沢から不死熊橋までのルートもありますが行きと同様、途中で林道にでました。林道を歩き不死熊橋まであと10分程度のところで昨日と同じくどしゃぶりに。雨具を出して駐車場まで。ようやくクルマにたどり着くと驚愕の出来事が。
おまけ -バッテリー上がりー
クルマについてもキーレスが反応しない。電池切れかと思いカギを使って開けるとエンジンがかからない。スモールライトがつけっぱなしだったようです。10時間近くも放置していればバッテリー上がりにもなるでしょう。すでに17時なので当然誰もいません。(あとで三境林道からクルマが4台ほど帰ってきてその方によると朝からライトが点灯していたがどうしようもなかったと教えてもらいました)不死熊橋登山口は携帯は圏外で雨も降っていて少々迷いましたがいったんは車内にて雨宿り。小ぶりになった段階でとりあえず電波のつながるところか人家のあるところまで歩くことに。
石鴨天満宮 石鴨天満宮案内板
石鴨天満宮まできても電波通じず。不死熊橋駐車場から歩くこと約20分、ようやく人家がでてきた地点でアンテナが2本立ち、保険ロードサービスへ電話。幸い1時間程度できてくれるとのこと。電波が通じたのは東原(ひがしっぱら)地区の東原橋付近。不死熊橋駐車場で電話が必要になったら20分ほど下流まで歩けば大丈夫ですよ。そうならないようにするのが一番ですが。とりあえず家にも遅くなる旨電話。電話にでないのでメッセージを残して圏外の駐車場まで戻る。

バッテリー上がりというおまけがついてしまいましたがおかげ桐生川増水の様子も見ることができました。雨は16時半ぐらいからふりはじめ、17時半ぐらいにはだいたいやんできたと思います。1時間ぐらいの降水、ですが川はあっという間に茶色にかわり、川幅いっぱいに水が流れていました。たった1時間でここまでなるとは意外です。この様子は別の機会に書いておきましょう。
今日はいろいろな意味でラッキーが続きました。
- 朝、駐車場で先行者に会えた
→ 無駄なく根本沢に行くことができた - 小雨が時折降っていたので登山者がいなかった
- イワナの大物(29cm)、数(17匹)が釣れた
- 15時ぐらいで納竿
→ どしゃぶり前に林道まで帰ってきた
→ 明るい時間に駐車場に戻ってこれた(17時駐車場着)
→ 暗くなる前に電波のつながる下流まで歩いてさらに戻ってきた - 電波のつながるところまで歩いて20分ぐらいだった
→ 1時間ぐらい歩くことを予想していた - ロードサービスを待つ間に桐生川の増水の様子がみれた
- ロードサービス1時間ぐらいと聞いたが提携会社が桐生市境町までにきていたので45分ぐらいできてくれた
まさに
Ooh What a lucky man he was!
ELP(エマーソンレイクアンドパーマー)のLucky manより。日本語でラッキーマンと書いてしまうと八代亜紀のほうを連想しちゃいますよね。
はじめましてコメント失礼します今年はじめからこちらのサイトも参考に桐生源流林で渓流釣りはじめました本日も忍山川も午後から探検してきました 私の場合は提灯釣りでぶどう虫を使用してますが釣り方が違うのでしょうか?ただ単に下手ならしかたないですが一回の釣りで一匹釣れたらいいほうです 不死熊橋までは釣りした事ありますが根本山十二沢は常に一人のため怖くて行けません 赤の他人の私が少しでも釣れるようにヒント下さい
コメントならびにブログを読んでいただきありがとうございます。源流へ行かれているのなら狙いはイワナですよね。午後から忍山川ということは車両通行止めから廃旅館ぐらいまで行かれたのでしょうか?この区間は人が多いのかイワナ・ヤマメ混在区間のせいなのかわかりませんが私はあまり釣れたという印象はありません。上のほうまで歩いて釣っていますがそのかわりほぼ1日コースになってしまいますね。
桐生川源流部は根本沢と十二沢に分かれおり、根本沢は足場の悪い登山道を使いますが十二沢であれば石鴨林道が川に沿っているのでまだ比較的入りやすいと思います。不死熊橋から先に行くのが初めてなら十二沢をおすすめします。
釣り方はおそらく変わらないと思います。私もチョウチン釣りでエサも基本はブドウ虫です。ちなみに土曜日に忍山川下流でヤマメを釣っていました。先週まで釣れていたのに全然釣れず、その日その日でまったく違うので退屈はしませんw。逆に釣れなかったところで思いがけず釣れたということもあります。場所、ポイント、エサ、仕掛けなど正解はないのでその日にあわせて試行錯誤を続けるしかないのかなと思います。何度やっても釣れると思う場所で釣れず、こんなところにいないだろうと思いながらエサを垂らすと釣れたりとそんな連続です。ヒントにならずにすみませんがその繰り返しが楽しいのだと思います。
今年の渓流釣りは終わってしまいましたが来年もお互い懲りずに挑戦していきましょう。