桐生川支流忍山川 釣行記 2020-6-14

堰堤その1

 「予定外のことはおきるもの」

 昨日の雨中行軍の疲れか起きるとすでに8時過ぎ。天気予報が雨だったので日曜日は渓流釣りに行くのをやめようと安心していたら雨は降っていない。予定外その1は天気予報の外れ。それでも昼過ぎの降水確率はかなりの高確率。出遅れていますので今日は1か月ぶりに近くの桐生川支流忍山川にいくことにしました。さっと行って昼過ぎには帰ってこようと思います。

車両通行止め付近の堰堤

 着いたのは10時過ぎ。予定外その2。高沢川は雨が降った時に見に行っていましたのである程度増水が把握できていましたが忍山川はかなりの増水状態。林道途中にある車両通行止めあたりでも普段水のない場所にも流れができていました。このあたりで竿を出してみましたが反応がないので急遽林道を登っていくことにしました。通行止めから大茂の間は巨岩も多く普段でさえ巻くことがありますから今日のような日だとちょっと面倒。水量の少ない上流へいくことに。

 予定外その3。結局近くで釣りをするといいながら1時間ぐらいあるくはめに。まだ雨が降っていないのが幸い。ただ蒸し暑い。

赤粉あたりの休憩所

 廃旅館山光館、つまり大茂あたりでもまだ増水状態は変わらなかったのでもっと上流へ。山光館まで30分ぐらいの所要時間。この休憩所までさらに30分。

 ここにもヤツがいる。クマよけの鈴はつけているが効果があるのか疑問に思う。しかしながら効果がないことが実証されたときは最後のときである。

 林道梅田小平線(先は通行止め)から分岐してすぐの赤粉線。ここはいつも道に水が流れていますが今日はさらに流れています。前回入渓したあたりまできました。すでに11時半なので今回もここからスタートします。

最初の1匹 13cmぐらい

 入渓して1時間ぐらいで最初のイワナが釣れました。相変わらずチビですが。ある程度増水していれば釣れるはずなんですが振り返ってみるとここからさらに1時間は釣果なし。ただ流れが早くいつもなら大したことがないポイントも今日は大物がいそうに見えてしまいます。

Newby イングリッシュブレックファーストとの記念撮影

 今日の紅茶 Newby も戦果が乏しいといつもより渋く感じます。そろそろ水出しアイスティーでもつくろうかな。雨も小降りですが降ってきたのでレインコートを取り出します。

桐生川支流忍山川の風景

 忍山川の増水ぶりをご覧ください。

 予定外その4。釣りはじめてから2時間ぐらいから今度は怒涛のように連れ出す。10-20cmクラスが30分の間に4匹。しかしここでいつもエサ(ブドウ虫)が在庫切れに。この間買いにいったときにSSサイズ(40匹)がなくLサイズ(30匹)になっていたのが運の尽き。ということで予備エサのミミズにスイッチ。

6匹目 24cmのイワナ

 ミミズに代えたらすぐにきました。一度アワセを失敗したのですが再度食いついてきました。サイズは24cm。引越してきてからの大物サイズを更新しました。皆さんは尺モノを釣っているので大したことはないと思いますがこのくらいのサイズが釣れるとうれしいですね。持って帰ろうかとも思いましたが彼も帰してあげました。これが予定外その5の出来事。

7匹目

 7匹目を釣った時点で15時ちょっと前。昼過ぎには帰るつもりがずいぶん長居してしまいました。歩くと車まで1時間ありますのでこのあたりで納竿にします。

 沢から林道へ登る途中で白骨した鳥の死骸がありました。キジのメスでしょうか?あまりにも綺麗に白骨化していたので最初は気が付きませんでした。せっかくここまで来たので林道を少し登ってみました。

分収育林箇所入口の案内

 「分収育林」なるワードがでてきましたのであとで調べました。(ウィキペディアより 「分収林」)投資目的の森林という考えがあることを初めて知りました。よくは知りませんが環境だけでは森林の手入れはできませんのでそういう方法もありなんでしょう。裁判沙汰になってイメージもダウンしているようですが。

 ワラビ、ゼンマイ、コゴミのようなシダ類の植物が群生してました。山菜なのかもしれませんが詳しくないのでスルーします。父親は積極的にとっていたようですが私はタラの芽ぐらいしか見分けがつきません。父親もシダ類はとっていませんでしたね。当時はシュンランを沼でとってきては食卓に並んでいたのを思い出します。山菜・キノコは採ってみたいけど迂闊に手をだすのも怖いので今後の勉強課題とします。

林道のゲート

 しばらくすると林道の立入禁止ゲートにきました。昔はここまでクルマで来れたんでしょう。目印もできましたので今日はここから引き返します。

下巣越作線

 廃旅館山光館のとなり、(正確を期するなら廃旅館に廃旅館山光館のとなりにある廃犬小屋のとなり)、「下巣越作線」なるものを発見。確かに忍山川に流れる大茂沢に沿って道のようになっていますがちょっとのぞいただけですぐに道そのものが行けそうな雰囲気がありません。本当に平成26年度になにかしたのでしょうか?ところで「下巣越作線」ってどう読むのでしょう?

車両通行止めあたりの堰堤 白いダンボーみたい

 車両通行止めあたりの白いダンボーのような堰堤。車に戻ると16時半。最後にこの堰堤にいってみました。結論からいえば釣果なし。ちょっと下流ではアブラハヤと思しき反応もありましたが無視。流れが早くて源流向けの仕掛けではちょっと無理でした。ようやくここで帰路につくと思いきや、車で帰る途中で「予定外その6」がおきます。

忍山の温泉神社鳥居

 昔、忍山温泉なるものがあって温泉神社があるというのはネットで知っていました。しかしずっと場所がわからずクルマに乗って帰る途中、ふとした瞬間に見つけました。先日行った鳥居とは別にあり忍山線沿いに佇んでいました。何度か通っていたのですがあまりに周りと同化していたので気が付かなったようです。

 私は廃墟探検はしないが嫌いではない。山光館のように誰かの所有物なら外側からみるだけで立ち入ることはないのですが今回は登ってみました。高山彦九郎が来た温泉ということもあってネットで紹介している方もいますので詳しくはそちら参照してください。この温泉は昔話では熱くなったり、冷たくなったりを数度繰り返したそうで昭和まではやっていたようです。もう一度熱くならないかなぁ。桐生は温泉がないのが玉に瑕なんです。「さらさの湯」もコロナによる営業自粛から営業再開できなかったし。忍山温泉が復活したらそれこそ「予定外のことはおきるもの」ですね!

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