渡良瀬川冬季ニジマス釣場
昨年(2020年)10月はちょうど梅田湖での釣りをはじめたばかりで60オーバーのニジマスを2本釣り上げたことから今年も期待して通いましたがまったく釣れないため冬の釣り場フィールドを変更。去年も渡良瀬川で冬季ニジマス釣り場を開催しているのは知っていましたのでとりあえずは見に行ってみました。すると何人かの釣り人が釣り上げているのをみてその日に渡良瀬漁協の年券を購入してしまいました。はじめてみたわかったことや渡良瀬川冬季ニジマス釣場の紹介です。
※こちらは2021年の記事となります。2022年の概要はこちらです
目次
渡良瀬漁協協同組合の入漁券
管轄は桐生川合流から佐野市三杉川合流までの渡良瀬川とその支流。支流は野上川(旗川)、秋山川、矢場川、出流川、彦間川とその支流(黒沢東川、沢西川)、松田川、名草川、小俣川などが管轄。入漁券は大きく3種に分かれています。(投網は除外)
- 全魚種券
- 渓流券
サクラマス、ヤマメ、イワナ、ニジマス、雑魚が対象 - 雑魚券
アユ、サクラマス、ヤマメ、イワナ、ニジマスを除いた魚種
となっています。簡単にいえばアユを釣りたければ全魚種券となり、アユは釣らずイワナ、ヤマメ、ニジマスだけであれば渓流券となります。また場所によっても券は異なります。秋山川などの上流は渓流区間がありますので雑魚券では釣れず、渓流券が必要です。冬季ニジマス釣りの場合、場所は渓流区間ではないのですが魚種が渓流券に該当するので渓流券(年間7500円、1日1500円)が必要になります。
年券の期間は2月末までですが11月からでも十分元がとれると思い迷わず年券を上州屋足利店で購入しました。足利店に行く前に太田店に寄ったら券の扱いがないといわれてしまいました。たしかに利根川があるせいか渡良瀬川のイメージは太田市にはあまりありませんね。
渡良瀬川冬季ニジマス釣り場のルール
ニジマス釣り場は下流の田中橋から上流は鹿島橋の区間で解禁は2021年(令和3年)は10月17日(日曜日)から。解禁日はおそらく毎年変わると思います。そして12月31日まではキャッチアンドリリースです。よってハリはシングルバーブレス(かえしなし)、できるだけ魚に触れずにリリースがルールです。2022年(令和4年)1月1日から2月23日までは持ち帰りOK。そして2月24日~3月5日(土曜日)は田中橋から上流は渓流釣り準備期間のため全面禁漁となります。逆のいいかたをすれば鹿島橋より上流、あるいは田中橋より下流でニジマスを釣った場合は持ち帰りOKです。いくら場所的にOKだといってもキャッチアンドリリース期間に大手をふって持ち帰りしたらいらぬ誤解をうけそうではあります。
放流スケジュール
渡良瀬漁協によるニジマス放流は計4回、800kg行われます。
10/17 200kg
10/31 200kg
11/21 200kg
12/5 200kg
群馬漁協の利根川ニジマス釣り場が総重量900kgの放流で梅田湖の解禁前放流が1000kgですのでかなりの量と思われます。サイズもかなり大きいのが冬季ニジマス釣り場の特徴。放流場所はおおやけにはしていませんが車が入れる場所でいつも人が釣りをしている場所だと思います。
渡良瀬川冬季ニジマス釣り場のポイント・駐車場
まず車を止められる駐車場を探すことがニジマスのポイント以上に重要です。渡良瀬川の土手を走らせていれば大体は把握できますが渡良瀬漁協が配布している案内をよく見ると駐車場と矢印が記入されていました。
- 高速下
- テニスコート前
- 南多目的広場駐車場(有料)
- 北多目的広場駐車場(有料)
- 緑橋下
- 令和3年現在閉鎖中
1.高速下
北関東道自動車道が走る橋の下で渡良瀬川冬季ニジマス釣り場で一番人が多いところです。橋を中心に上流は鹿島橋まで下流もそれなりにポイントが広がっています。川の南側(右岸)に駐車場がありますが北側(左岸)にはありません。多い時で20人近くは人がいると思います。 渡良瀬川冬季ニジマス釣り場の銀座といっても良いでしょう。
今の時期は水がすくないので場所によってはウェーダーで川を渡ることも可能です。
高速下から鹿島橋までは歩いていくことができます。(ウェーダー必須)
2. テニスコート前
テニスコート前といわれていますが正式名称は借宿緑地(かりやどりょくち)です。
公園なので駐車場が整備されていてトイレもあったりと川にたどり着きやすい場所です。駐車場から護岸づたいに釣りをする人が見られます。私は竿をだしたことがありませんがルアーで40cmのニジマスを釣っているのを見かけたことはあります。釣りをせずに見学しているギャラリーが多い場所でもあります。
3.南多目的広場駐車場と4.北多目的広場駐車場
足利市の多目的広場駐車場が川を挟んで北と南にありますがこちらは有料です。田中橋から上流の渡良瀬橋までは駐車場らしいものがないので釣りをするならここが拠点になります。ただし有料(1回200円)となります。南の駐車場から渡良瀬橋までは散歩できるような遊歩道がありました。竿をだしてみましたがアタリはなく増水してニジマスが下流まで流されれば可能性はあるかもしれません。
北のほうの駐車場も南と同じようでした。200円といえども払いたくないという心理がはたらくためか釣り人はほとんどいません。
5.緑橋下
通称、緑橋といっていますがサッカー場がありその駐車場のようです。本町緑地が正式名称です。
こちらはさきほどのテニスコート前とは違い、駐車場から川までは少々歩きます。12月13日時点で川へ降りる途中で工事のためネットが張られていて大きく迂回する必要があるようです。ほとんどの人がネットをくぐっているようですが・・・
6.駐車場(令和3年現在閉鎖中)
渡良瀬漁協の案内には駐車場とありますが現在は降りられないようになっています。川の北側(左岸)を釣るには駐車場があったほうが便利なのですが今だと日赤病院となりにある五十部公園あたりから歩くのが一番近いかもしれません。歩いてきたり、自転車やバイクで来る人もいるようです。
渡良瀬川冬季ニジマス釣り場の楽しみ方
エサ釣り、フライフィッシング、ルアーフィッシングと幅広い釣りかたでそれぞれ釣りしている光景がみられます。私はフライフィッシングをしないのですがこんなにフライフィッシングをする方がいるのかと驚くばかりです。雰囲気としてはエサ・フライ・ルアーは4・4・3ぐらいの比率でしょうか?
駐車場の場所が限られてこともあり、車で乗りつけて気軽に釣りができる場所はかなり限定されてしまいます。私も当初は長靴程度で大丈夫と思っていましたが意外と岸際は浅いところが続くため最低でも膝から股下までは川に入れる格好だと楽しめると思います。夏場であればタビで入ってしまうのですが冬場ということと朝釣りをしてから会社にいきますのでヒップウェーダーを調達しました。
ハイチェストで釣りをされるかたも多く見うけられますがこれでも攻略できるポイントはずいぶん広がりました。
フライ、ルアー、エサ釣りの中でやはり釣果がでるのはエサ釣りです。しかしエサ釣りの場合は本流竿は必須です。一般的な渓流竿だと長さが不足していることと対応できる魚の大きさが違うためです。冬季ニジマス釣り場は40cm、場合によっては60オーバーの可能性があります。魚の大きさに加えて川の流れが加わりますので先調子の渓流竿だと折れてしまうかもしれません。
先日上州屋足利店をのぞいたところ本流竿はすべて売り切れていました。おそらく冬季ニジマス釣り場の時期だからと思われます。私は昨年購入して出番がなかったのですが今年は大活躍です。