渓流竿(ロッド)を購入
桐生に引越してから渓流釣りを始めました。といっても昔は父親に連れられて東北の山で渓流釣りはしていました。最後に渓流釣りをしたのは大学生の時ではないかと思います。
引越しの際にでてきた釣り道具と新居の前に桐生川の支流高沢川(こうさわがわ)が流れているため約25年ぶりの釣りを再開することにしました。管轄である両毛漁業組合にいき年券を購入、3月から毎週のように釣りを楽しんでいます。
これは父親が使っていたDAIWA ダイワ PG 深山 45です。シールを見ると昭和56年(1981年)とあり、あれから40年近くのシロモノです。父はイワナがメインの源流釣りだったのでほどほどな長さの4.2mであることとザックに携行できる長さ(仕舞寸法40cm)でこれをチョイスしたものと推測しています。
ネットで検索しても情報がなくメルカリなどの中古品しかでてきません。「オールドビンテージ」という紹介のものもありました。今更ですが当時はカーボンロッドが出始めたころで価格が高くこのグラスロッドが主流でした。グラスロッドはあまり長いと重くて釣りになりません。その反面、弾力があるため頑丈で渓流の上(源流)では重宝したと思います。根がかりして随分と乱暴に外そうとしても壊れたことはなかったと思います。ところでPGって何の略なんでしょう?
父親譲りのダイワ深山を使って近くの沢を調べながら5、6回行ってきました。
釣りを再開する際にモットーとして「お金をかけない」としていましたが再開して直後に上州屋足利店にて新しい渓流竿を購入してしまいました。理由は
1.長さが足りない
2.重い
1.の長さが足りないというのは桐生の山は大きい岩が多く小さな滝や広い浅瀬が点在するため4.2mでは届かない。仮に届いても腕を伸ばした状態が多々あること。
2.については釣っているときはあまり感じなかったのですがさすがに2日連続で釣りをした後、腕に来ている状態でした。もちろん運動不足もあったのですが。深山で184g、天平で125gと見た目はたったの59gですが持った感触、特に竿を伸ばした状態ではまったく違います。これを半日もっているわけですから当然疲労度も変わると期待しています。
釣具屋で餌を除き、釣具を買うのも何十年ぶりでしょうか。流石に30年近くの技術進歩は素晴らしいですね。当時の高嶺の花だったカーボンロッドが1万ちょっとで購入できる時代がくるなんて思いませんでした。購入にあたりもちろんネットではある程度調べてはいるのですがたくさんありすぎるというのも選択しずらくなるものです。特に検討していたのは
1.長さを5m強にするか6m強にするか
2.仕舞寸法を40cmにするか50cmにするか(40cmクラスにすると極端に商品が限られてしまう)
の2点です。
職場に近い上州屋足利店に行きスタッフさんにあれこれと事情を説明してケースからだしてもらいSHIMANO シマノ 天平 ZA53 にしました。初のシマノロッドですね。ロッドをもった瞬間、某麻雀漫画の矢木のように電流が走りましたよ、この軽さ、扱いやすさ。
仕舞寸法ではDAIWA ダイワ 雪渓Rも候補にあがりましたが継数が多い分、天平に比べるとなんとなくバラつきのような感じがしたため今回はスタンダードなベーシックモデルに決定しました。ちなみに「お金をかけない」をモットーにしていながらもっと安いものがあるのですが安いものはそれなりで結局高い買い物になるという考えもあるのでほどほどにしました。上をみると高級品もありますが革靴、スーツもしかり
高級品 = 頑丈
ではないのでここはスタンダードモデルをチョイスしています。
これは私が父親と釣りに行った際に使っていたノーブランド 陽明 39のグラスロッドです。当時から短いなとおもっていましたがおそらく子供の私でも扱えるサイズにしたのでしょう。銘はこれが一番好みですが。
カーボンロッドに変えても深山は予備竿として使用予定。昔のグラスロッドも味がありますね。竿を伸ばすと半透明のエンジ色となりカーボンにはない楽しみもあります。グリップも皮巻きで昭和な感じが漂います。
ダイワのロゴ(昭和56年)もいい味出してます。今のはかっこよくなりすぎてダイワ製品とはわからないほど変わっていましたね。「カーボンは折れやすいので気をつけてくださいね」と脅されつつも次からの釣りが楽しみです。